グラフォロジー、筆跡診断とは

「書は人なり」自分を磨くにはまず、書き方から

フランス語で、「Graphologie」グラフォロジーと言い、1871年、フランス人のジャン・ヒポリット・ミッションにより、筆跡(手書きの文字)から性格を分析する学問とし生み出され、141年の歴史があります。

フランスでは国家資格で権威のある職業とされ、弁護士、医師、犯罪捜査、進路指導、心的病状の治療、企業の採用から人事の際、職業適性判断材料など、さまざまな分野で広く認められ、活躍されています。

筆跡診断から何が解るのか・・・

筆跡心理学=行動心理学深層心理=無意識

日々何気ない行動、歩く、走る、歯磨きをする、箸を持つ、etcこのような行動には、個々のクセがあります。

無意識に行動する(文字を書く)この中から、性格分析をし、好ましくないクセを直し、ポテンシャルを探し、伸ばす事も出来ます。

書いた人の心(性格、信条)その人の人間性を探求するという深い意味があります。

筆跡(文字)は、人格を表していると歴史上に人物も言っている

「書は人なり」いつ頃使われるようになったかは、不明ですが・・・

中国の漢代の「法言」に「書、心画地」とあります。辞書によると、心画の項目には、「文字、書、筆跡」を同意語と示しています。

日本では、貝原益軒は「和俗童子訓」の中で「古人、書は心画なりへり、心画とは、心中にある事を、外にかぎ出す絵なり。故に手蹟邪正にて、心の邪正あらはる。筆蹟にて心の内も見ゆれば、慎みて正しくすべし」と記しています。

高村光太郎は「書は万物に通ずる」。白州正子は「書は人間を現す」と述べています。