筆跡鑑定とは

筆跡鑑定は同一人物が書いているかどうか

筆跡鑑定とはその文字や文章を誰が書いたのかを判断するものです。

複数の筆跡を比べて文字の筆跡特徴から同一人物が書いたのかそうでないかを見極めます。

例えば、遺言書が見つかったとき、亡くなった本人が書いたのかそうでないかは、筆跡鑑定をすることでほぼわかります。

また事件の犯人からの脅迫状などがその犯人が書いたのかどうかを見極める際に使われます。

例えば、以下のように同じ文章が合ったとして、同一人物が書いているのかどうかを見ます。

ちなみにこれは同一人物です。


筆跡診断とは

筆跡診断とは、その文字を書いた人の心理を読み解くものです。筆跡には意味があります。それを一つずつ読み解いていき書き手の深層心理を判断します。

簡単に言うと筆跡から書き手の性格を見極めます。

筆跡診断には現在、72個の筆跡特徴から個々の文字を見極めて性格を読取ります。

先ほどの文章は、同一人物ですが、実は筆跡の意味が全く違います。

詳しくはこちらを御覧ください。

筆跡鑑定と筆跡診断は違う

従って、筆跡鑑定と筆跡診断はよく誤解されるのですが全く別物です。

筆跡鑑定は同一人物が書いたものかどうかを見極める作業に対し、筆跡診断は書き手の性格を見極める作業です。

筆跡鑑定で性格は分かるか?

筆跡鑑定では通常、性格を見ません。
あくまで、Aの用紙に書かれたものとBの用紙に書かれたものが同じ人が書いたのかどうかを見ます。

しかしながら筆跡鑑定人が筆跡心理学を学んでいる場合には、同一人物かどうかの判断とさらにそれを書いた人の心情・性格も判断できます。

筆跡鑑定では性格を見ることまではしませんが、筆跡鑑定人の技術の有無で性格まで読み取ることをしている方もいらっしゃるでしょう。