筆跡の意味がわかるとホンネがわかる!

筆跡の意味がわかると本音が見えてくる

筆跡には意味があります。

その文字がどんな風に書かれるとどんな意味を持ち、それがどういう性格傾向を表しているのかがわかります。

無意識に書いた字に嘘はつけません。

つまり、作為的に字を書かない限り、筆跡にはその人の深層心理が現れます。

言葉や表面上の文章では良いことを行っていても、実は裏では全くそんなことを考えてないということも筆跡の意味がわかると察知することができます。

今回はどんな筆跡がどんな意味を持つのかをお伝えします。

よくある3つの質問がコチラです。

  • 丸文字に意味はありますか?
  • 汚い文字になるのはどういう意味でしょう?
  • 草書体になる人には意味がありますか?

それぞれ解説していきましょう。

丸文字に意味はありますか?

はい、丸い文字には意味があります。

筆跡心理学では角を丸く書くことを「転折丸(てんせつまる)型」と言います。
角を丸く書く方の特徴としてはルール通りやることよりも結果を重要視するタイプです。
そのためショートカットができたり短時間で行けるとしたらそちらの道を優先的に選びます。

逆に角張って書く人はルール通り行うのが好きな方です。
そのためショートカットの方法があったとしてもルールを重要視しがちです。

角が丸い人と角張ってる人は性格が正反対と言えるでしょう。

丸くなってる方は、その他にもアイデアが豊富に出たり白黒はっきりつけたがるよりグレーゾーンを認める柔軟性を持っています。

そのため決まりきったことをやる仕事よりもアイデアが求められたり企画力が求められたりするお仕事の方が好きです。

汚い文字になるのはどういう意味でしょう?

汚い字にも意味があります。

汚いという文字の形にもよりますが、まず皆さんがだいたい想像するのがぐちゃぐちゃとしてはっきり書いてない字だと思います。

この字は筆跡心理学で「空間つぶれ型」という意味を持ちます。

空間つぶれ型になっている字を書く方は心身にどこか疲れた部分があると言われています。

合わせて部屋の中がぐちゃぐちゃしていたり頭の中がぐちゃぐちゃしていることことも多いです。

そのように整理整頓されてない状態を維持するということは、どこかで解決するということを避けている心理を持ちます。
しかし問題がそのままですからいつも何かを心配していたり不安を持っていることが多いです。
またストレスを感じることも多いでしょう。

ぐちゃぐちゃとはしていないけれど読めないような字を書く方がいらっしゃいます。

そのような字にも意味があります。

読みにくい字を書いているという意味は、見る人のことはあまり考えないということです。

筆跡心理学では「超越字型」とか「変形字型」と呼ばれています。

このような字の意味は自分に大変自信があり自己中心的な考えをするのが好きということです。

詳しくは汚い子の性格を別で書きましたのでそちらをご覧ください。

草書体になる人には意味がありますか?

これもよく聞かれる質問です。草書体つまり続けて書くような字の書き方にも意味がしっかりあります。
草書体で書く人は白黒はっきりつけることをあまり好まずグレーゾーンやその中間をしっかり見出せる人です。
そのため情に厚かったり柔軟な思考を持ちます。

逆に楷書体で書いていることも意味が取れます。

0か1か、白か黒かはっきりと方向性を確定して進むのが好きなタイプです。

そのような方は中間をあまり認めたがらず、どっちかに分類をしたがります。

草書体で書く人はどっちかに分類できなくても良しとする心をもっています。

筆跡の意味がわかると本音がわかる

72個の筆跡の意味が分かっていると字を書いてもらった時に本心がわかります。

例えば、こちらに

「絶対に幸せにします」

と書かれた文字が2種類あります。

本音がわかる筆跡の意味:絶対に幸せにします

これらの筆跡の意味がわかれば、どちらの文字のほうが幸せにしてくれるかがひと目でわかります。

皆さんはいかがでしょうか?どちらが絶対に幸せにしてくれると思いますか?

正解は左の字です。

理由を解説します。

左の字の「絶対」の旁(つくり)である「色」のハネの大きさを比べてみてください。

左の「色」はハネが大きくハネているのに対し右の「色」はハネがほとんどありません。

また「絶対」の「対」という字の旁(つくり)である「寸」という字を見てください。
これも左の字がハネるべき所をしっかりハネているのに対し右の「寸」という字はハネるべきところがハネていません。

筆跡心理学ではこのハネは大事な意味を持ちます。

ハネにどういう意味があるかと言うと、物事を100%しっかりやることを好む場合はハネが大きくなります。
しかし物事を70%程度にして次から次へと複数の事を色々と同時にやりたいということを好む人はハネるべき漢字をハネずに書きます。

次に「幸せ」という文字を見てください。

「幸せ」の最後の縦線が左の字はとても長いのに対し、右のは普通レベルの長さです。

この縦線が下に長いということも筆跡心理学では意味を持ちます。

どういう意味かというと、縦線が下に長くなっている場合は、仕事やそのことに対して120パーセントまで仕上げたいという気持ちが現れていることを意味します。

このようなことを考えると左の字を書く人のほうが、幸せにしてくれると言えるでしょう。

右の字を書く人は左の人と比べるとかなり差が出ています。

さらにもうひとつ、幸せにしてくれないかもしれないという意味が取れる部分があります。

それは「絶対」の「対」という字の偏(へん)の「文」という部分です。

右側の字はこの「文」という漢字の左の払いが長くなっているのはお分かりいただけるでしょうか。

左払いが長いという意味は筆跡心理学においては、華やかな世界に憧れたり自分を美しく見せたり、綺麗に見せたり、派手に見せることが好きということが言えます。

左払いは女性の髪の長さという風に説明するとわかりやすいかもしれません。

長い髪で相手を魅了したくなる性格の持ち主です。

左払いが長い方は自分を良く見せたいという欲求が強く現れますので、もしかすると自分の服装ですとかアクセサリーですとか予定ですとか化粧品などにお金を使い込む可能性もあります。

自分よく見せますから場合によってはモテる可能性も高まります。するとお相手以外の方ともお付き合いができてしまうという事態も招くかもしれません。

そういった意味で同じように『絶対に幸せにします』ということが書かれてありますが、筆跡の意味が分かるとこのように大きく決意の深層心理が異なることがお分かりいただけるでしょう。

左の字を書く人はハネが強く、そして縦線が下に長いので有言実行、一度やると決めたらやり通す性格の持ち主です。
そしてやり通すレベルも通常では満足せず120%やり遂げるということを信条した人の書き方です

右の字を書く人はどちらかと言うと華やかな世界が好きで次から次へと楽しいことをして生きたい、同時に色々なことをしたいそんな形の字です。

次に

「借金をせず貯金します」

という字を見比べてください。

本音がわかる筆跡の意味:借金をせず貯金します

これも筆跡の意味がわかればすぐに本音がわかります。

左の方は、しっかり貯金ができます。

しかし右の字の方は
借金を繰り返す可能性が高いです。

なぜなら先ほど「絶対に幸せにします」という解説をした部分と重なるところもありますが、左の字は右のと比べて大きく異なる点がいくつかあります。

まず一つ目は先ほども出てきましたが左の払いが右と比べて長いという特徴があります。
この意味は自分を良く見せたいという願望が強いので、アクセサリーですとか服ですとかバッグなどにお金を使う傾向が非常に高いです。

芸能人の方にも多い筆跡特徴です。

そしてもう一つ目は「借りる」という字の旁(つくり)である「昔」の「日」という字が左と右とでは大きく書き方が異なっています。

左の字の「日」は左上の縦棒と横棒が空いていて左下の縦棒と横棒が交わる部分が閉じています。

しかし右の「借りる」という字の「日」の部分は左上が開いていて左下も開いています。

これには大きな意味の違いがあります。
どういう意味を持つかと言いますと左上は社会に対しての自分の心がどれぐらい開いているかを意味します。

す社会に対してというのは人や物やお金全てに当てはまることなので、左右、どちらの書き手もお金を取り入れようという口は開いているわけです。

一方、左下の部分は自分に対しての窓口を意味します。
自分に対しての窓口が左の字はぴったり閉じていますので自分には厳しいということが言えます。

そして上から入ってきたお金が下が閉じているのでしっかり貯めようという意欲が現れていることも意味します。

しかし右の字は入ってきたお金が、下が空いているためそのまま流れても良いという心理状態を意味しています。

また筆跡心理学では左下が空いてる人の性格として自分に対して大変甘いということがあります。

ですから節約することを一度決めてもそれを本当にやるかどうかはかなり疑問が残ってしまいます。

同じことが「貯金」の「貯」の左の偏(へん)の「貝」という字を見ても同じことが言えます。

左右のどちらの書き手も左上は空いていますが、左の字を書いた人は左上が空いていて左下も閉じています。

右の字は左上も開いていて右下も開いています。

ですから先ほどの解説と全く同じで、お金がどんどん流れて貯金をしようと決意しても自分にも甘いため3日後にはもういいかと言ってしまうような性格傾向の形です。

また貯金の「貯」の右側の旁(つくり)部分の「丁」のハネに注目してください。

左の書き手の「貯」の「丁」のハネは大きくハネています。

一方、右の字のハネはほとんどなく、さらっと流しています。

これも先ほどの「絶対に幸せにします」ということでも解説しましたがハネをしっかり書く方は有言実行で、やるといったらやるというタイプです。

サラっと書く人は70%まで目標達成したら次へ次へという思考方法です。

このように考えると左の字の書き手はお金も入ってきて自分にけじめをしっかりつけ浪費癖もなく有言実行をする。
そのため借金せずと貯金しますということを間違いなくやり遂げるでしょう。

右の字の書き手は自分を着飾るのが好きそして自分に甘い所があり、ハネが弱いためやり遂げる見通しが立ちにくいです。

そのため両者を比べた場合、信用できるのは左と言えるでしょう。

筆跡の意味のまとめ

筆跡からどんな意味がわかるかをまとめると

丸文字・汚い文字・草書体にそれぞれ意味がある
同じ文章でも文字の書き方の意味がわかると本音がわかる

こんなことが言えます。

筆跡の意味を学びたい場合は是非、筆跡アナリスト養成講座を受講してください。